2026年7月27日(月)、日本語版Wikipediaの閲覧ランキングはいつもと空気が違った。
東野圭吾、996,104回。
約100万回。まるでWikipediaが喪に服したような数字だ。ミステリー界を代表する作家・東野圭吾さんが、大腸がんのために2026年7月23日未明に死去。68歳だった。訃報は7月27日に公式Xアカウントを通じて発表された。それがそのまま閲覧数の爆発につながったのだろう——というより、これ以外に説明のしようがない。
国内累計発行部数は1億7万7380部を突破。8月5日にはガリレオシリーズ最新長編『永遠の記憶』の刊行も予定されていた。最後の作品を手にする前に逝ってしまった——そのやるせなさが、みんなをWikipediaへと向かわせたのかもしれない。
ランキングを眺めると、この日がいかに”東野圭吾デー”だったかよくわかる。
- 🥇 東野圭吾:996,104回
- 🥈 VIVANT:96,778回
- 🥉 白夜行:58,882回
- 4位 ハナキリン:51,720回
- 5位 相模原障害者施設殺傷事件:45,011回
3位に白夜行が入っているのが、いかにも東野圭吾ファンらしい動きだ。代表作に挙げられる『白夜行』や『ナミヤ雑貨店の奇蹟』など、日本のミステリー界を代表するヒット作を次々と発表してきた作家だった。訃報を受けて「そういえばあの作品を……」と手が動いた人が、全国に5万8千人規模でいたということだ。
2位のVIVANTについては別の事情もある。堺雅人さん主演で2023年に話題を呼んだ「VIVANT」の第2シーズンが、7月26日からスタートした。前日(7月26日)には170,966回というトップを記録していたVIVANTが、翌日は96,778回まで減少。東野圭吾の訃報という大波に飲み込まれた格好だ。
ちなみに上位10件の合計閲覧数は1,456,210回。前日の727,954回からほぼ倍増している。東野圭吾ひとりの力で、Wikipediaのランキング全体が膨らんだ日だった。
SNSには「人生で一番好きな作家だった」「東野さんの作品で読書の楽しみを知りました」など、悲しみの声が相次いだ。Wikipediaの閲覧数は、そのまま日本中の追悼の気持ちを数字にしたものだったのかもしれない。
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データについて:Wikimedia Pageviews API(日本語版Wikipedia)を独自集計。集計日:2026-07-28(当サイトによる独自集計です)

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