昨日(10月22日)の日本語版Wikipediaで、いちばん多く読まれたのは「PHP(プログラミング言語)」。閲覧数は152,814回。前日の103,076回から約5万回も積み増した。2日連続1位というのも、なかなかの粘り強さである。
なぜそんなに読まれたか。世界のWebサイトの約7割で使われているPHPに、深刻度「緊急」とされる重大な脆弱性2件が公表され、日本時間10月21日に修正プログラムが緊急公開されたのだ。日本でもニコニコ、pixiv、さくらインターネットなどが緊急メンテナンスを実施し、高市総理も異例の対応呼びかけを行った。米グーグル傘下のセキュリティーチームは「ソフトウエアの歴史上でも最も深刻な脆弱性の一つだ」と強調したというのだから、「これは調べておかないと」となるのも当然だろう。
「PHPって何だっけ?」と検索した人と、「うちのサーバー大丈夫か!?」と血相変えて調べた人が一気に押し寄せた結果が、15万超という数字である。
そして昨日はドラフト会議の翌日。Wikipediaのランキングも野球色に染まった。
- 3位:織田翔希(89,305回) 卒業後の進路について米球界挑戦の意志を明らかにしていた横浜高の織田翔希投手が、10月22日に行われたドラフト会議で読売ジャイアンツからドラフト1位指名された。メジャー挑戦を表明しながら指名を受けるという展開に、誰もが経緯を確認したくなったのだろう。
- 4位:辻本賢人(72,014回) 2004年のドラフトで阪神タイガースが当時15歳の辻本賢人投手を指名したことが、今年のドラフトで比較対象として報道されたためとみられる。今年のドラフトで巨人が育成5位で現役中学生を指名し、辻本の持っていた最年少記録を更新した。約22年前の指名選手のページが今ごろバズるのも、Wikipediaらしい現象だ。
- 5位:瀬戸康史(51,993回) 詳細は追いきれなかったが、こちらもドラフト前後の話題との関連が濃厚とみられる。
2位の「南京事件(125,920回)」は前日の91,575回から大きく伸びた。歴史的な経緯を調べ直す動きが続いている模様で、理由は不明だが、これもまた「今日調べておきたい」という気持ちの積み重なりである。
上位10件の合計閲覧数は689,739回(前日比+179,984回)。セキュリティ危機×ドラフト祭りというダブルパンチで、日本中が一斉にWikipediaを開いた一日だった。
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データについて:Wikimedia Pageviews API(日本語版Wikipedia)を独自集計。集計日:2026-10-23(当サイトによる独自集計です)

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