6月18日(木)の日本語版Wikipediaで、いちばん多く読まれた記事は小林虎之介(84,430回)だった。前日1位だったリオネル・メッシの113,462回には届かないが、それでも8万超えというのは「なんか気になって調べちゃった」の集合体としてなかなかの数字である。
なぜ虎之介くんかといえば、6月19日放送のNHK総合「あさイチ」プレミアムトークにゲスト出演することが予告されていたからだろう。NHK連続テレビ小説「風、薫る」で主人公りんの幼なじみ・竹内虎太郎を演じている俳優で、2021年のデビューから数年という短期間で目覚ましい活躍をしている。「あさイチを見て気になった→Wikipediaで即検索」という黄金ルートが、翌18日のランキングをひっくり返した、というわけだ。
目次
2位以下も濃い面々
- 2位:岡本慶子(59,598回)――漫画家の岡本慶子さんが5月6日に脳出血で亡くなったことが、6月18日に公式SNSを通じて親族から発表された。連載中のまま旅立たれたという突然の知らせに、ファンが一斉にWikipediaへ向かった。
- 3位:マイケル・ジャクソン(40,929回)――伝記映画「Michael/マイケル」が動員1位スタートを切ったタイミングと重なる。前日も4位(49,190回)に入っており、映画効果で安定した人気をキープしている。
- 4位:林田理沙(39,074回)――NHKのエース・林田理沙アナウンサー(36)が第1子を妊娠し、体調を見ながら今後産休に入ることが報じられた。さらに6月18日には夫がサックス奏者の上野耕平であることも明らかになったという二段構えのニュースで、検索欲をダブルで刺激したようだ。
- 5位:小笠原慎之介(37,896回)――詳細は追いきれなかったが、野球関連の動向が話題になったと思われる。
上位10件の合計閲覧数は421,776回。前日の529,953回から約10万回減っており、メッシ砲の余韻が抜けた「普通の木曜日」に戻った感がある。それでも42万回というのは、ちょっとしたスタジアムが満員になる規模感だ。
岡本慶子さんの訃報が2位に食い込んでいるのが、この日いちばん重い数字だった。連載中のまま5月6日に亡くなっていたことが6月18日になって初めて発表された。一か月以上経ってから届いた別れの知らせ。読者が静かにWikipediaを開いた気持ちが、59,598という数字に滲んでいる。

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