夜になると、昼間にはなかった感覚が少しだけ顔を出すことがあります。
特別な出来事があったわけではない。
一日も普通に終わった。
それでも、夜になるとほんの少しだけ不安になる。
理由ははっきりしません。
何かを思い出したわけでもない。
問題が発生したわけでもない。
ただ、静かになった空気の中で、自分の内側が少しだけ近くなる。
昼間は、やることや人との関わりがあって、意識は外に向いています。
でも夜は、それらが一段落して、自然と内側に戻る時間になります。
そのとき、普段は気づかない感覚が、少しだけ浮かび上がる。
それが、不安という形をしていることもあります。
夜の不安は、何かが起きる前触れではありません。
むしろ、一日を終えたあとに、内側を確認しているような感覚です。
今日は、夜になって少しだけ不安になった。
でもそれは、何かがおかしいということではありません。
ただ、そういう夜だったというだけのことです。
それだけの話です。
