はじめに:今週もちゃんとくだらかった
9月8日から14日。暦の上では秋めいてきたはずで、昼の長さも今週だけで13分以上縮んだ(12時間43分→12時間30分)。それなのに東京は本日31.7℃。夏が「まだいるけど?」という顔をしている。月は新月を経てようやく三日月になり、地球の時計はまた一周した。そんな一週間、いつも通りくだらない数字が積み上がったので、今週いちばんドキッとした話から順にまとめていく。
今週の主役:小惑星が月の約9倍の距離まで来た
今週いちばん「えっ」となった数字はここだ。
本日9月14日、小惑星(2010 FX9)が地球から約360万kmまで接近した。月までの距離が約38万kmなので、月の約9.5倍。宇宙スケールで言えばほぼ「お隣さん」の距離である。
しかも本日の最大サイズは(2012 UD34)の711m。これも週間最大だ。9月11日には危険度ありの小惑星465824 (2010 FR)が最接近距離775万kmまで来ており、そちらは自身が272mで「潜在的に危険」の判定付き。「危険」と言われても775万kmというのは感覚的につかみにくいが、月の約20倍の距離なので今すぐ心配するものではなく、でも宇宙の常連客だとは思っておいてほしい。
週を通じてニアミス小惑星の接近距離を並べると、9月13日だけ6,173万kmとやたら遠く、翌14日に突然360万kmへ。宇宙はスケジュール感がめちゃくちゃである。
ASMRが57万本。今週も圧勝。
YouTube動画キーワード観測、今週も「ASMR」が全キーワード合計の約9割を占め続けた。数字を並べるとこんな感じ:
- 9月8日:506,590本
- 9月11日:454,571本(週の底)
- 9月14日:571,818本(週間最高)
週の底から頂点への差が約11万7千本。「歌ってみた」の週間最高が25,497本なので、その差を比べると……もう競技が違う。ASMRはもはや「ジャンル」ではなく「インフラ」の域に入っていると思う。なお、じゃんけん動画は週間を通じて1,222〜2,974本で安定してじわじわ存在しており、こちらはこちらで謎の安定感がある。
Steam同接:今日が今週最高で136万人
Counter-Strike 2が今週も一位を守り続け、本日の同接は1,359,955人で週間最高を更新した(前日比+4,309人)。週の低点は9月8日の122万人で、そこから週末にかけてじわじわ上昇している。
トップ10合計も今週は上昇トレンドで、本日4,477,441人。先週頭(9月7日)の3,968,479人と比べると約50万人増えた。9月も中盤、夏休みが完全に終わったあとでもこの人数というのは、もはや季節とは関係なくゲームをしているという話なのかもしれない。
Wikipediaを荒らした一週間の人々
今週のWikipediaアクセスランキングは変動が激しかった。特筆すべき数字を拾うと:
- 9月11日:張本勲が407,844PV。週間ぶっちぎり1位。トップ10合計841,448PVも今週最大。
- 9月12日:森本レオが267,100PV、そしてトップ10合計が1,073,222PVと週間最高。9.11の関連記事(アメリカ同時多発テロ事件167,545PV・タイタニック号沈没事故126,814PV)が一気に上位に並び、日本のWikipediaユーザーが歴史を掘り始めた。
- 本日9月14日:古謝玄太が134,377PVで首位、倉木華が126,011PV、玉城デニーが96,067PV。沖縄勢が上位を固め、理由はデータの外にある。
張本勲の407,844PVは、今週2位の森本レオ267,100PVを14万以上引き離している。何があったのかはお察しの通り、でも数字だけ見ると「Wikipedia史上でもなかなかの日」だったはずだ。
世界の気分:日本だけプラスを記録した日
週に3回だけ観測されたニュース感情分析、9月13日のデータがちょっと面白い。日本のトーンスコアが+0.01。マイナスではなくプラスである。他国はアメリカ-1.17、イギリス-1.0、韓国-0.94、インド-1.34で全員マイナス。「世界で唯一ほんのちょっとだけ明るいニュース」という称号、+0.01という薄さも含めてじわじわ来る。9月7日も日本は-0.04で最も明るい国だったので、今週の日本のニュースは相対的にポジティブ寄りだったらしい。
地震:13日の津軽海峡がM5.1
今週の地震観測で最大だったのは9月13日、津軽海峡のM5.1・震度3。1日の観測件数も10件と週間最多だった。本日14日は熊本県熊本地方でM4.4・震度3が最大で、件数は8件。深刻な状況ではないが、熊本は9月8日と11日にも震度2の揺れが記録されており、今週だけで3回ランクインしている。
GitHubトレンドに「ナビエ・ストークス」が来た
本日9月14日のGitHubトップリポジトリはopenai/NavierStokesAndEuler、スター数1,876。ナビエ・ストークス方程式といえば未解決のミレニアム問題のひとつで、流体力学の根幹をなす方程式だ。それがGitHubのトレンドに入ってくるというのは、HackerNewsでも9月9日に「Navier-Stokes – Tristan Buckmaster」が話題になっていたことと無関係ではないだろう。難解な数学がリポジトリになってスターを集める2026年、インターネットはたまにすごいことをする。
ちなみにPythonは今週全8日間で常にトップ言語。30サンプル中8〜15本がPythonという独走状態で、「GitHubのトレンドはPythonで出来ている」という法則が今週も揺るがなかった。
今日のアニメ本数:14本は今週最少
本日9月14日の放送本数は14本。前日13日の28本から半減、9月12日の22本と比べても少なく、今週最少だ。週の山場は9月13日(土)の28本で、「Sazae-san」「Onegai AiPri」などが並んだ。日曜〜平日にかけて本数が落ち着く傾向は変わらない。本日の顔ぶれには「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中II」が入っており、タイトルだけで世界観が全部わかるシリーズが今週も元気に続いている。
フェチ単語観測:「にゃ」が9月12日に10回を記録
毎週恒例のくだらない指標、動画タイトル中のフェチ系単語カウント。今週の異彩は9月12日の「にゃ」10回。平常運転が2〜6回なのでほぼ倍増である。猫耳がゼロの日に「にゃ」だけが10回というのは、いったいどんな文脈なのか。本日は「巫女」と「ツインテール」が各1回復活しており、先週の新月を経て何かが芽吹いた気配がする。
コメント欄の絵文字:13日が1.19個/コメントで突出
YouTube コメント欄の絵文字密度、9月13日だけ1コメントあたり1.19個と突出していた。他の日は0.37〜0.50個の範囲に収まっているので、13日はその約2〜3倍。文字数の平均も64.5字と週間最高で、「長くて絵文字だらけのコメント」が集中した日だったようだ。何かを見た人たちが感情を爆発させていたのか、それとも絵文字ヘビーユーザーが集まる動画が多かったのか——いずれにせよ本日14日は0.37個まで落ち着いており、嵐は過ぎた。
今週のまとめ:数字だけ見ると、なかなか濃い一週間だった
360万kmまで来た小惑星、プラスに浮上した日本の気分スコア、407,844PVで日本語Wikipediaを席巻した張本勲、57万本を超えたASMR、そしてナビエ・ストークス方程式を1,876人がスターした夜。昼の長さは13分縮み、月は新月を経て三日月に生まれ変わった。それぞれに脈絡はないが、全部同じ一週間に起きたというのがこのサイトの存在理由である。来週も地球は回るし、小惑星は飛んでくる。
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データについて:当サイトが自動収集・蓄積した過去7日分のデータをもとに独自に構成。集計日:2026-09-14(当サイトによる独自集計です)
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