8月に入った。せっかくなので7月をまるごと振り返っておこう。21系列・30日分のデータを眺めていると、「記録」「異常値」「なんでそうなった」という数字がいくつも転がっている。今月のベスト(ワースト)をまとめてお届けする。
📺 アニメ渋滞:7月19日は32本
7月のアニメ放送本数を日ごとに並べると、曜日によってくっきり差がある。土曜日(サザエさん枠)に本数が跳ね上がるパターンで、7月5日25本、7月12日27本と増えていき、7月19日に32本という月間最高値をたたき出した。32本というのは、1日に32本のアニメが同時進行しているということで、まあ地球上のどこかでつねに誰かがアニメを観ている状態である。
一方で最も少ない日は7月2日・7月21日・7月28日の10本。同じ1日なのに3倍以上の差がある。月曜や火曜は閑散期、週末に向けて積み上がっていく構造だ。Sazae-sanが毎週日曜に仁王立ちしているかぎり、この格差は続くと思われる。
🌋 熊本、揺れすぎ問題
今月のいちばん「笑えない」数字はここだ。7月28日から熊本で地震が多発し始め、
- 7月28日:100回(震度5弱、M4.4)
- 7月29日:100回(震度5弱、M5.8)
- 7月30日:66回(震度4、M4.8)
- 7月31日:43回(震度3、M4.0)
- 8月1日:38回(震度5弱、M5.8)
5日間で合計347回。月前半の最少は7月19日の0回だったのに、後半からまるで別の月みたいになった。地震回数の増加とWikipediaの「熊本地震 (2016年)」ページへのアクセスが連動して伸びているのも、なんとも言えない気持ちになる。どうかご自愛を。
📖 Wikipedia、東野圭吾の日
Wikipediaの月間最高閲覧数は、7月28日の東野圭吾:996,104PV。ほぼ100万という数字で、その日のトップ10合計が1,456,210PVだったから、東野圭吾1人で全体の68%を占めた計算になる。何があったのかはデータの外の話だが、この数字の存在感だけで十分すごい。
ちなみに月間2位は7月23日の花乃まりあ339,368PV、3位は7月31日の山崎怜奈347,342PV。東野圭吾の約3分の1。それでも十分な数字なのだが、東野圭吾の日と比べると霞む。
同日の白夜行が58,882PVというのも、ちゃんとついてきているところが愛されてる感じがする。
🌡️ 名古屋、どこに向かってるんですか
7月の最高気温トップをざっと並べると、7月14日35.7度(名古屋)、7月16日36.4度(高知)、7月21日37.8度(名古屋)、そして月間最高が7月23日の名古屋37.9度。翌24日も37.4度と、名古屋が4日連続で37度超えを記録していた。
一方で最も寒い都市は毎日ほぼ札幌で、7月4日の13.7度が月間最低。名古屋37.9度と同じ日本とは思えない温度差である。同じ日の最大気温差は実に20度超えの日もあり、日本列島の縦長さを体感できるデータだった。
☄️ 今月の小惑星:2128メートルが通過
毎日どこかの小惑星が地球そばを通り過ぎているのだが、7月26日に登場した164216 (2004 OT11)が今月最大で直径2128メートル。2キロ超えの岩のかたまりが6,631,829kmの距離を通過した。月との距離が384,000kmなので約17倍。宇宙的には近所の挨拶程度の距離感らしいが、「あっ2kmの岩が通った」と言われてもピンとこないのが正直なところだ。
今月の最接近は7月4日の523808 (2007 ML24)で3,476,894km。この日は危険指定が2個ついていた。どうにかなっていないので今こうして記事を書けている。
💹 ドル円と「円高の8月1日」
為替レートは7月中盤から円安傾向が続き、7月23日に163.47円でひとつのピークをつけた。そこからじりじり動いて、8月1日にドル円が160.24円(前日比 −2.70円)、ユーロ円も184.03円(前日比 −2.96円)と大きく円高に振れた。
ビットコインは7月中盤に一時10,865,798円(7月21日)まで上昇したが、8月1日は9,920,423円まで値を落として月初をスタートした。7月2日の9,948,149円とほぼ同水準に戻ってきており、ひと月かけて振り出しに戻った感がある。
🐙 GitHub:xai-org/grok-buildの週
GitHubトレンドは今月、数字のうえでいちばん派手な動きをした週があった。7月17日〜20日にかけてxai-org/grok-buildがトップに居座り続け、スター数が15,068 → 17,976 → 19,746 → 20,597と4日で5,000以上積み上げた。
月末に向けてはMoonshotAI/Kimi-K3が台頭し、7月29日4,390→7月30日7,443→7月31日7,658→8月1日7,778と伸び続けている。AIリポジトリが突如として数千スターを獲得する光景が今月だけで何度も起きており、GitHubのトレンドはもはやAI祭り会場と化している。
言語ランキングはほぼ毎日Pythonが首位で、今月最後の8月1日だけTypeScriptが1位に来た。反乱か偶然かはわからない。
📰 HackerNews:7月10日の300点超え
HackerNewsの平均ポイントが月間最高だったのは7月22日の302.1点と7月10日の300.2点。7月10日のトップは「EU Parliament greenlights Chat Control」で、プライバシー界隈が揺れた日。7月22日のキーワードは「gemini」が3回登場しており、こちらはAI文脈での盛り上がり。300点超えの日はいつもセンシティブな話題が引率しているという傾向が読み取れる。
🐾 「にゃ」と猫耳の動向報告
フェチ単語観測で今月ひそかに盛り上がっていたのが「にゃ」。7月7日に23回という月間最大値を叩き出し、7月22日も20回、7月31日も18回と高水準を維持した。一方でツインテール・ニーソ・うなじあたりは月を通じてほぼ沈黙。語彙の大半を「にゃ」が占めているのは何かの意思を感じる。
8月1日は猫耳が4回、ツインテールが2回、ヤンデレが1回と小粒ながら多彩な顔ぶれで月初をスタートした。
🌍 世界の気分:ドイツだけいつもどん底
「世界の気分」系列でデータのある日を眺めると、ドイツのトーン値が−1.82、−1.93、−1.95と毎回最下位圏に沈んでいる。日本は−0.06〜−0.27と相対的に明るめで、月を通じて出てきた国の中では常に上位にいた。ブラジルが今日(8月1日)−0.66と今月で見ると比較的明るい部類に入るのは、ちょっと意外。
7月を通じて「全員マイナス」という状況は変わらなかった。世界の気分が0を超えた日は1日もない。それが今の地球のデフォルト値らしい。
🌙 昼の長さ:14時間34分 → 13時間59分
7月2日の昼の長さは14時間34分だった。それが毎日少しずつ削られていき、8月1日には13時間59分になった。ひと月で35分短くなった計算で、1日平均約1分ずつ縮んでいる。月相は新月(7月15日)をはさんで満月(7月28〜30日)まで一周し、今日は十六夜。夏が着実に後退しながらも、まだ十分に暑い。
32本のアニメが流れ、小惑星が2キロ級で通り過ぎ、熊本が揺れ続け、名古屋が38度に迫り、東野圭吾が100万PVを引き寄せた7月だった。それでも昼はちゃんと1分ずつ短くなっていた。
関連シリーズ
データについて:当サイトが自動収集・蓄積した過去30日分のデータをもとに独自に構成。集計日:2026-08-01(当サイトによる独自集計です)
コメント