2026年6月30日。今日は6月の最終日である。月末というのは何かと数字が動きそうなものだが、為替市場はそんな雰囲気を完全に無視してきた。
ドル円:161.86円(前日比 ±0)
ユーロ円:184.62円(前日比 ±0)
ふたつとも前日比ゼロ。「±0」という記号が並んでいる様子は、まるで夏休み前日の教室みたいな静けさだ。誰も手を挙げないし、誰も動かない。為替トレーダーは月末くらい早めに帰りたかったのかもしれない。
目次
その静けさの隣で
ひとつだけ、ちゃんと動いていたものがある。
ビットコイン:9,593,456円
前日比 −20,912円
約2万円のマイナス。円換算で言うと、ちょっといいディナーが消えるくらいの金額だ。絶対値だけ見れば決して小さくないのに、全体の値段が約960万円という巨体のせいで、パーセンテージとしてはほんのわずかにしか見えない。スケールが大きいというのは、悲しみも薄まるということでもある。
為替が完全に眠っている日に、ビットコインだけがこっそり2万円を置いていった。月末の片付けのつもりだったのか、それとも単なる気まぐれか。
6月よ、もう少しドラマチックに終わってほしかった——と思いながら、カレンダーをめくる6月30日である。

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