元気ではないが、落ち込んでもいない時の話

元気かと聞かれたら、少し考えてしまう。
でも、落ち込んでいるかと聞かれると、それも違う気がする。

そんなふうに、どちらとも言い切れない状態で過ごす日があります。

特別に気分が沈んでいるわけではない。
悲しい出来事があったわけでもなく、何かに絶望しているわけでもない。
ただ、勢いよく前に出ていく感じもしない。

普段通りに動けてはいる。
会話もできるし、やるべきこともこなしている。
それでも、心の奥に「元気」という言葉を当てはめると、少しズレるような感覚が残ります。

こういう状態は、説明しようとすると難しく、自分でも扱いづらいものです。
元気ではないと言うほど重くないし、落ち込んでいると言うほど暗くもない。

だから、何も言わずにそのままにしてしまうこともあります。

けれど、感情がはっきりしない状態は、異常でも中途半端でもありません。
ただ、今は振れ幅が小さいところにいる、それだけのことかもしれません。

元気と落ち込みの間には、広い余白があります。
多くの時間は、そのどちらでもない場所で過ぎていきます。

何かを頑張るほどでもなく、休むほどでもない。
気持ちが静かで、少し距離を保っているような状態。

それは、エネルギーが切れているのではなく、一時的に外に向いていないだけ、とも言えます。

無理に明るく振る舞わなくても、理由を探さなくても、今日はこの温度で過ごしている、と分かっていれば十分です。

元気ではないが、落ち込んでもいない。
そういう日があることは、特別なことではありません。

今日は、その間にいる一日だった。
それだけの話です。

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